タイトルのはんだごてを購入したのが2022年の9月の事だった。
購入当時から暫くは付属して来たこて先を使用してきたが
太目の配線をはんだ付けする際に少し使いにくいというか
熱の入り方が遅く感じた。
今回はこて先を変更して使いやすくしてみようかと。
同時に先端のカバーが新しく発売されていたので
そちらも合わせてレビューしよう。
画像は当たらに購入したこて先と先端用のカバー。

もっと詳しいレポートをご覧になりたい方は
下にある『さらに詳しく見る!』をクリックすべし!!
↓
では早速見ていこう。
まずはこて先キャップから。
所謂、こて先を保護するカバーの様な物だが
残念ながらこのカバーが商品には付属しておらず。
別売オプション扱いとなる。
本体価格がまぁまぁ高めの商品かと思うので
これくらいのカバーは初めから付属して欲しい所。
そして今までのカバーは他のはんだごてと共通になっており、
対応機種がいくつかある。
品番はTQ-CAP。
価格はアマで350円くらいと安価なんで
最初から付属して良いのでは?
いくつかの機種に対応する為か?
当該のPX-280に取り付けると
全長が無駄に長く工具箱に仕舞う際に難儀した。
工具箱に対してキツキツの為、
本体後部のコードの根元が少し曲がってしまっている。
これは良くない。
キャップがもっと短くてもいいんだけどな?
キャップ先端を少しカットしちゃうか?
そう思っていたらいつの間にか
専用のキャップが発売されているではないか!
気になっていた全長はちょうど良いサイズで短くなり
素材も樹脂製から耐熱シリコン製に変更されている。
また従来品はスクリューキャップでねじ込む必要があったが
新しい物はシリコンの弾性を利用して差し込むだけと簡単装着。
案内によると発売開始日は2024年10月23日となっている。
↑
クリックするとメーカーHPへ
んで、こちらが新しいキャップのパッケージ。
品番はPX-28CAPとなり価格は税込み440円。
品番からも分かる様にPX-280専用品となる。

パッケージから出したところ。
ご覧の様に側面に
こて先が冷めてからはめる
とある。
耐熱温度が200度との事なんで
350度くらいある状態で触れると溶けてしまうか。
気を付けなければならない点だ。

従来品であるTQ-CAPとの比較。
上にあるのがPX-280本体で
中間にあるのがTQ-CAP。
下にあるのが新しいPX-28CAP。
PX-28CAPの方が全長が短く、少し太い。
それぞれのキャップはおおよその固定位置に置いてある。
TQ-CAPの方はこて先からが長い。
もしかしたら熱量を下げる為に
わざわざ長くしている可能性もあるが
使用している工具箱にギリギリ入らず。
いや、ギリ入るんだけどコードが曲がっちゃう・・・。
この長さが邪魔だったのよ。

実際にPX-280にセットしてみて比べよう。
こちらは従来品のTQ-CAP。
全長が無駄に長い事に加えて根元の部分、
樹脂パーツを固定しているシルバーのビスの頭が見える。
つまりこの部分まではカバーしていない。
樹脂パーツが剥き出しのままなんで工具箱内で他の物と当たると
割れたりする恐れがあるか?

こちらは新しいPX-28CAPをセットしてみた。
全長が短くなり、工具箱にも無理なく入った。
また根元部分の樹脂パーツのフチまで
しっかりカバー出来ているのも好ポイント。
先ほど見えていたシルバーのビス頭が隠れている。

上の方でも触れている様にPX-28CAPの方はシリコンの弾性で
差し込むだけでパチッと固定出来、非常に便利。
従来品のTQ-CAPの方は弾力性が全くない硬い樹脂製なんで
ネジ山にねじ込む必要がある。
各キャップの内側を見比べよう。
左手側にあるPX-28CAPの方が直径が大きい。
右手側にあるTQ-CAPの方が直径が小さく
固定用のネジ山が見える。

今度は反対側、先端部を見ていこう。
どちらも穴が開けられており
熱気やハンダカスが溜まりにくくなっている。

続いてこて先を交換していこう。

本体購入時にセットされているこて先がこちらの
PX-28RT-S2C。

ちょいアップで。
こて先は使用後に綺麗にしたのちに
新しいハンダを盛って空気との接触を遮断し酸化防止としている。
その為、形状がちょっと分かりにくくなっているが
先端の直径が2㎜で斜め45度でカットされたものだ。
側面にはメーカーロゴと品番が
レーザー刻印されているので分かりやすい。

下の画像はメーカーが公表しているPX-280で使用出来る
様々なこて先だ。
これでも一部のみでまだ他にも種類がある。
この表を見て気が付くのは同じ形状で
先端のみが白くなっている物と
根元まで1色になっている物がある事だ。
この違いはハンダが載るか載らずに弾くのか?の違い。
一部を例にして説明すると表の2段目の真ん中の2種類、
PX-28RT-4BCとPX-28RT-4BCFとある。
形状的には全く一緒。各部寸法も変わらず。
4BCの先端が7㎜ほど白くなっているだけの違い。
品番の違いは最後にFが付くかどうか。
4という数字は先端の太さを示しており、
先端の直径が4㎜である事を示している。
そして肝心の最後のFについての違いを
うさぞうの拙い文章で説明するより
メーカーの中の人に直接伺ったのでそちらを掲載しておこう。
頂いた回答は以下の通り。
PX-28RT-4BC・・・全周はんだメッキ
PX-28RT-4BCF・・ 先端面(C面)のみはんだメッキ
の違いになります。
配線やコネクター製作において、
どちらでも問題なくはんだ付け出来ます。
4BC(全周はんだメッキ)は
例えば電子基板へのはんだ付けをする際に
基板上のリードピンとランドを同時に
加熱したい場合に使用します。
4BCF(先端面のみはんだメッキ)の場合は
先端面にしかはんだが付かない為、
はんだ量をコントロールしやすいという特徴があります。
以上、ここまで。
つまり表の図解にある白い部分が
はんだメッキでこの部分にはんだが載るという事。
白い部分以外ははんだを弾いて載らない感じ。
小さなパーツをはんだ付けする場合は
4BCF(先端面のみはんだメッキ)の方がやり易く
太い配線をコネクター等にはんだ付けする場合は
4BC(全周はんだメッキ)の方が熱が伝わりやすく使いやすそう。
全周はんだメッキと
先端面のみはんだメッキの違いを理解したら
今度は太さを考えてみよう。
現在、付属していた先端が2㎜の物だと
太い配線やコネクターに熱を伝えるのに少し時間が掛かる印象。
本体には温調が付いているので温度を少し上げてみても良いが
やはり接触面を広くしたい。
同じ45度にカットされた先端のこて先だと1㎜から
1㎜刻みで用意されているので1~2㎜太い物を試してみたい。
これらを踏まえてうさぞうがチョイスしたのは
PX-28RT-3BC。
先端の直径が今のより1㎜太い3㎜の物で
品番にFが付いていない全周はんだメッキの物だ。

パッケージから取り出して並べてみた。
下にあるのが先端が1㎜太い3BC。

先端を突き合わせて比べてみよう。
直径が1㎜太くなっただけだが結構な違いがある様に見える。
左手側が1㎜太い3BC。

交換完了。

初期温度を350度から360度に上げてみた。
この後、何度か使用したがやはり3BCの方が
熱の伝わりが早くやり易く感じた。
先端が太くなった事でやりにくさはほとんど感じず。
ディーンズコネクターも難なくはんだ付け出来たし、
最近はNANOサイズのFTEも付けた際にも使用したが
全く問題なくやり易く感じた。
今回は全周はんだメッキと先端面のみはんだメッキの違いが
詳しく理解出来て良かったと思う。
出来ればメーカーHPにある こて先一覧の所に
説明文として掲載されていれば
うさぞうの様なド素人でも判断材料として助かるのだが
はんだ付けをお仕事で使用されているプロの方々からすれば
至極 当たり前の事過ぎていちいち掲載するまでも無い事なのだろう。
ではまた。