ニッケル水素バッテリーから
リチウムポリマーバッテリーに交代しつつある今日この頃。
うさぞうもリポ化を進めている。
一気にリポが広まらない最大の理由は安全性だろう。
価格もニッケル水素(ニッスイ)と変わらない。
サイズや重量はリポの方が遥かに使いやすい。
それでも広まりにくいのは専用充電器が必要なものも要因としてあるだろうが
取り扱いを誤ると爆発的に発火するという危険性があるという事だ。
今回、うさぞう自身の不注意によりリポバッテリーを爆発的に発火させてしまった。
幸い、ボヤ程度で済んだから良かったものの、部屋の中は散々な有様・・・。
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では早速見ていこう。
最初にお断りしておくが今回発火した原因は全てうさぞうにあり
バッテリーや充電器の問題ではないと言う事だ。
正常に使えばなんら問題無い事を明記しておく。
TOPの画像を見て詳しい方ならもうお分かりだろうが
発火したバッテリーはET-1の7.4v 550mAhだ。
サイズはリポバッテリーの中でも1番小さいもので
電動ハンドガン用に開発された物。
その小ささは驚くべき小ささで
電動ハンドガン内蔵用のマルイ純正バッテリーよりもさらに小さい。
9月に発売されたばかりの物だ。
電動ハンドガンに使用するには変換コネクターが必要で
これがTOPの画像に写っている。
下の画像にもあるな。
ちなみにこの画像にあるのが燃え残りの全て。
逆に言うとこれ以外は全て燃え尽きてしまった・・・。
バッテリーから生えていたコネクター類。
最初は真っ白だったバランスコネクターも焦げてご覧の通り。
バッテリー本体の残骸。
では具体的にどのように発火したのか?
事の発端は電動ハンドガン用に新たにリポを購入した事から始まる。
リポは最初から数回までの充電は0.1~0.5A程度の低い値で充電すると
よりロングラン、ポテンシャルアップが望める。
今回もそれを実行すべく1回目の充電が終わって
いざ電ハンにセットし回転数などのデータを取っていた。
すると500発もしないうちにバッテリー切れ。
まだ立ち上がったばかりだからやむを得ないな、
そう思いバッテリーが落ち着いた頃に再び充電。
低い値で充電しているので少し時間が掛かる。
ようやく充電完了。試射をする。
今度はそれほど撃たず残量がある状態だった。
そこで放電してから充電しようと思った。
本来、リポに放電は必要ないがバッテリーの立ち上がりの際として
複数回、充電→使用をしたかったので手っ取り早く残量を無くしたかった訳だ。
放電器はリポ専用ではない。
残量を抜く際の設定が放電後にすぐ充電する設定にしてしまった。
しかもこの設定がニッカドの2000mAhを5Aでの高速充電の設定。
(うさぞうのMP5用バッテリーの設定だったりする。)
一瞬、設定をやり直そうとも思ったのだが
放電が終わり、充電に切り替わる際に音と光で知らせてくれるので
その音が鳴ったらコネクターを外せばいいや、と軽い気持ちで放電を開始した。
(日頃よりこの放電の仕方はたまにやっていたので慣れているつもりだった。)
放電を開始して間もなく、携帯が鳴る。
少し話しが弾み、ついつい夢中でおしゃべりしてしまった。
と、
次の瞬間、
『ボンッ!』
部屋に響き渡る爆発音と眩しい閃光。
チッ!
フラッシュバンでも投げ込まれたか!?
と、ボケをかます暇もなく部屋の中で立ち上がる火柱。
周りにあるものに手当たり次第に延焼していく。
あっという間に部屋の中は煙で充満した。
火柱の中心は当然、放電中のリポバッテリー本体から。
火柱とほぼ同時に無数の小さな火の玉が
半径1.5m範囲くらいに円形に飛び散り出した。
それはまるでシューティングゲームの王道、
グラディウスの火山の如く(分かりにくい?w)
これには参った。
飛び散った先で新たな火の手が・・・。
慌てて素手で叩き消して回るうさぞう。
近くにあったベッドにも火の玉が届き、
お気に入りのシーツには無数の小さなコゲ穴が・・・。
ベッドだけではない。
部屋の至る所に飛び散るわけで
あちこちにコゲ痕や穴を作ってくれたぜよ。
爆発的な反応が終わるとトロトロ状態の火の玉と化した
バッテリー本体がカーペットの上に落下。
幸い、カーペット自体は焦げたものの、延焼はせず。
1日経った今でも部屋の中は片付かず
空気清浄機をフルパワーで稼動させているが
まだ焦げ臭い。
少し落ち着いてから状況を確認してみた。
爆心地の放電器は意外と無傷。その表示されているデータを見て愕然とした。
いつの間にか放電が終わって、充電が始まっていたのである!!
充電した容量は980mAhで止まっていた。
どうも携帯で話している最中に放電が終了し、充電に切り替わってしまったようだ。
当初の予定では放電が終了した時点で音が鳴るので
それが聞こえたらコネクターを外し、放電終了の予定だった。
ところが話に夢中になるあまり放電終了の音を聞き逃し、
充電が始まった事にすら気が付かなかったのである。
リポの容量は550mAhのところ、倍近くまで入れてしまい、そこで限界を超えて
爆発的に反応してしまったと思われる。
最初にも触れているが今回の件はうさぞうのミスであり、
バッテリーや充電器等の問題ではない。
リポバッテリーは過充電と過放電に弱い。
過放電ならバッテリーが使えなくなる程度で実害はバッテリーくらいで済むが
過充電は今回のように爆発的に発火する可能性がある。
電動ガン用のリポが発火する、というのはリポ専用充電器ではなく
マルチタイプ(ニッカドやニッスイ、リポ、リフェなどが充電できるタイプ)での
充電で設定を間違える事で起きるようだ。
リポを充電するのに間違えてニッスイの設定だったりリポの設定でも
2Sを充電するのに3S(セル数の間違い)だったり。
今回のミスはまさにこれで設定が違っているのに気が付いていながらも
充電に切り替わる前に手動で解除すればいいと安易に考えてしまった事だろう。
そもそも充電器の設定を放電でストップする設定に変更しておけば
間違いなかったのだが面倒だったので手動で解除を選んでしまった。
にも関わらず他の事に気を取られ、
一瞬でも放電中だった事を忘れてしまったうさぞう自身のミス。
今後はさらに注意を怠らないようにしてリポと付き合っていく所存であります。
早速同じリポをポチってこよっとw
ではまた。